魔王陛下の誕生日



盛大に祝ってもらえるのは勿論嬉しいが…



やっぱり誕生日は特別なイベントな訳で…



一番大切な人と一緒に過ごしたいなんて



思っちゃったりする訳で
















渋谷有利誕生日小説 極上のお味

















今日は七月二十九日、俺、渋谷有利が生まれた日である。
生んでくれた母親に感謝しつつ今日という日を楽しもうと思ってたのに…
由りによって何で眞魔国な訳!?そりゃこっちには可愛い娘も居るけどさ…
誕生日位は我が家でゆっくり過ごしたいと思っていたのに…
行き成りスタツアかよ!?!?眞王陛下に文句を言ってやりたいね。


まぁお蔭で誕生日を二回も堪能出きる訳だが…そうなんだよなぁ…
眞魔国に居る長い時間って地球じゃ全然時間経ってない訳で…
よくよく考えれば俺って幸せ者!?でも二回も祝われちゃ喜びも半減か!?


俺が色々葛藤している間に王佐によって誕生会の準備は着々と進められた。
俺の行き成りの帰国にも関わらず、多くの人がパーティーに参加するらしい。
客人の対応も行き渡ってるし…つぅか、ギュンターが一番張り切ってる気が…
あぁー俺挨拶とかしなきゃなんないのかな?
誕生日なのに…なんかユウウツ……


「あぁ、陛下こんな所にいらっしゃいましたか。」

「コンラッド!助かった!!ちょっと手伝ってくれないか?」

「…?どうしましたか?」

「これなんだけどさぁ…」


そぅ、俺は今衣装を選んでいる。正確には選ばされている…だが。
普段の学ランで良いのではないかという俺の意見を反対する者が数名…
特別な日なんだから、この日ばかりは派手目な物でいいのではないかと、
ヴォルフラムが物凄い勢いで言ってきたのだ。
つっても…この服の量は何だ!?多い!!多すぎるぞ!!流石眞魔国。
それにしても女物の服がこの中に混じっているのは気のせいか??


「ん、陛下これなんてどうです?」

「陛下って呼ぶなよ名付け親…って…ヲイ。」

「何ですユーリ?」

「それ…スッ…スカート。」

「あぁ。」

「「あぁ。」じゃないって!!」

「ユーリに似合うと思って。」


似合う訳ないじゃん!!何その無駄な爽やかさ!!
何で男の俺がスカートを穿かなきゃならんのだ!?しかも無駄にフリフリ…
コンラッドの趣味が分からない。人選を間違えたか?もっとこう…普通な。
って、この部屋にそんなの無いから俺悩んでたんじゃん!?


「あぁもう!兎に角スカートはダメ!!次!!」

「どうしても?」

「どうしても!!」

「じゃあ、今夜俺が此処に来る時はコレ…着て下さいね。」

「ぇ?」


ちょちょちょ…ちょっと待てよ!?今夜!?何それ!?俺そんな約束…


「折角の誕生日にユーリと二人きりになれないのは寂しいですからね。」

「ぇ、あっ…その。」

「嫌ですか?」

「いっ…嫌…じゃ…ないデス///」

「それは良かった。」


うっ、子犬のような悲しんだ目で見られては断れるものも断れない。
しかもこの超嬉しそうな顔…恥ずかしいけど俺も嬉しくなっちまうよ。
まぁ、皆の前でスカートは流石に嫌だけど…コンラッドになら…
いいかも知れない。たまには喜ばせてやりたいし。
いつも俺頼ってばっかだしな。好きな人にはそれ位しても問題ないと思う。


「じゃあパーティーの衣装はこっちにしましょうか?」

「お!かっこいいじゃん!それにする。」

「きっと似合うと思いますよ。」

「ちょっと待ってて、俺着替えるから。」

「分かりました。終わったら呼んでください。」

「ん。」


そうして俺はコンラッドが選んでくれた、中でも少し控えめな服を身に纏い、
蝶ネクタイなんか結んじゃったりして準備を整え終えた。
鏡で確認してみるが…威厳のかけらもない。少し凹むよな。


俺が着替えてる間、コンラッドも自室に戻り着替えていたようだ。
呼びに行ったコンラッドの部屋で待っていたのはいつもの服装の彼じゃなくて、
白を身に纏った、いつもカッコいいけどそれよりもカッコいいコンラッドで。


「ユーリ?」

「ぁわわ///ごめん、見とれちゃって。」

「クスッ、可愛い事言ってくれますね。」

「かっ、可愛いって///」

「さっ、皆お待ちかねですよ。行きましょうか。」


いつもよりカッコいいコンラッドに率いられ、皆が待つ会場へと赴いた。
そこはとても華やかで、皆が俺を発見した途端に祝いの言葉をくれる。
「おめでとう御座います。」の一言が魔法のように俺の心に響く。
皆こんな俺なんかの為にわざわざ眞魔国に駆けつけてくれて…
俺は何て幸せ者なんだろう?


「皆、本当にありがとう。」

「陛下っ!!皆様を代表致しまして私が乾杯を。」

「頼むよギュンター。」

「ゴホン、第二十七代魔王陛下の御誕生日を祝って、乾杯っ!」

「「「乾杯!」」」


皆で盛大に祝ってくれたパーティーは時間が流れるのも早いもので。
あっという間に時間が来てしまった。
美味しい料理も食べたし、ケーキも沢山食べたし、プレゼントも…
山のように貰った…まぁ一番嬉しかったのはグレタからのプレゼントだ。
アニシナさんに教わったのか、グウェンダルに教わったのかは分からないが、
可愛いマスコット人形で俺を作ってくれていた。くぅ!泣かせるねぇ!!
後は…文化の違いもあるのだろう不思議な物が諸々と…気にしないでおこう。
俺は感謝の言葉で場を締めくくり、自室へと戻った。


相当疲れていたらしい俺はベッドにボスンと沈み込んだ。
いつも思うがフカフカで温かい。しかもすっげー柔らかいし。
太陽の匂いがフワリと香って来る、こんな風にしてくれる人に感謝だな。
そんな事を考えているうちに部屋をノックする音が聞こえた。
多分コンラッドだろう。


「ハイハーイ、空いてますよっ。」

「ユーリお疲れ様でした。」

「あぁ、本当疲れたよ。」

「あ…ユーリ顔に生クリームが…じっとして。」

「へ?」


ベッドの上に仰向けで寝転がっている俺の上に影が出来る。
ベッドはキシッと軋み、コンラッドの顔が近づいてくる。
ペロッと頬に付いた生クリームを舐め取られた。
別に舐めなくても良いと思うんだけど…しかもこの体制…


「ん、取れましたよ。」

「ありがと。」

「所でユーリ。」

「何?」

「スカート…穿いてくれなかったんですね。」

「否、俺今部屋に帰ってきたし。」


「分かってますよ。」


あからさまに落ち込んだ顔して…本当は分かってないんだな。
寂しい癖に我慢なんてしちゃってさ…この次男坊は全く。


「わっ、悪かったな。」

「いいですよ、ただし。」

「へっ?っちょ!?コンラッド!?」


さて俺は何をされたかといいますとですね。
ハイ…服をひっぺがれました。俺今上半身裸。
しかも体制はコンラッドが上に四つん這いしてる様な状態でして…
俺組み敷かれている訳で…


「生クリームでも着てもらいましょうね。」

「え!?待て!!それ着るって言わないし!つか何処から生クリーム!?」

「いえ、予め用意していたんですよ。」

「そんな嬉しそうな顔で。」

「誕生日ですしね、自分がケーキになってみるのもいいんじゃないですか?」

「何言って…ぁん。」

「クスッ可愛い。」


コンラッドはなぞる様に俺の体中に生クリームを塗りつけてくる。
肌に直接当たる生クリームの感触はとても冷りとしていてゾクゾクする。
胸の突起や敏感な部分に優しく塗りたてられるのは何かジレッタイ。


塗り終え、満足した表情を浮かばされコンラッドは俺の耳を齧ったあと、
身体に塗られている生クリームを美味しそうに舐め始めた。
コンラッドの舌がピチャリと音を奏でながら徐々に身体を綺麗にしていく。
それと同時に空いている手は下腹部の俺の物を弄び始めた。
二箇所から与えられる快感に俺は生理的な涙を浮かばせる。


「ひぁ…ん…ハぁ…」

「ユーリ、美味しいですよ。」

「んぁ…俺は…ふぁ…ぃ…美味しく…な…ぁあ!」

「こんなにして、正直に言って下さい。」

「だって…はァ…ん…俺食べて…ないから…」

「じゃあ何?」

「っ…ぁ…」

「言って、ユーリ。」


そんな色っぽい声で囁かないでくれ。
唯でさえ気持ちよくて変になりそうだってのに…更に変になっちまうよ。


「きっ…気持ち…いぃ…ぅあん。」

「それは良かった。」

「ひっぁ…あぁぁぁぁぁ!!」


キュッと締められた俺の物は絶頂を向かえ欲望を吐き出した。
吐き出されたそれも白くて、ドロッとしてて、何だか生クリームみたいだった。
ぼんやりと霞んでいる脳で考えてたら、コンラッドがそれを掬い上げ、
艶めかしく徐々に徐々に舐め取っていく。


「ユーリの生クリームも美味しいですよ。」


どうやら俺と同じ事考えてたみたい…はっ…恥ずかしい!!!


「!?!?こっ!!コンラッド!!!」

「ハハ、まだまだ元気なようですね。」

「なっ!?」

「さて、俺はもう少しこの極上な味を堪能しますかね。」

「うっ…極上って…」

「さぁ、もう黙って。」

「んぁ!」


どうやら俺の誕生日は朝まで続きそうな…そんな予感です。





後書き

ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイッ!!!!
なんて中途半端なの!?しかも二十九日過ぎてるしね!?!?
もぅ…何やってるんだろう…生クリームエロいよね!?エロアイテムだよね!?
はぁ…甘いな…なんて甘いんでしょうか!?!?ヴォルフとか名前だけだしな…
他は結構出てきてるかな?名前が(笑)つか…㋮書き易かったです!!!
つか…うん…誕生日おめでとう有利。

素材:10minutes+