―着せ替え人形―

















「さ、ユーリ。次はこれいってみましょうか。」


寒いぐらい嬉しそうに笑顔を浮かべ、
手に様々な種の服を持っているコンラート。
次から次へとコンラートから手渡され、
可笑しな服を身につけていく有利の姿があった。
有利の顔は見るからに疲れていて、もううんざりとしている。


疲れさせている張本人というとお構いなしで、我が趣味を楽しんでいる。
ところでこの二人何をしているのかと言うと、有利の自室で、
部屋の主である有利でコンラートが着せ替えをして楽しんでいるのだ。


その服も普通の物と違い、眞魔国製の服や、
地球に行った際に持って帰って来た、ナース服や、セーラー服…
如何見てもおじさんが好きそうな物がある。
一体何時の間にこんな物を購入していたのか不思議でならない有利だが、
着せているコンラートが楽しそうなので、この際突っ込まずに居た。


それが間違いだったのか、次から次へと服装の趣味が濃くなっている気がする。
今手渡されたのはブルマだったりする…コンラート実は変態じゃ…
という考えは有利の心の奥深くに仕舞いこむ事にした。


「ちょっとコンラッド…いくらなんでもこれは…」

「おや、似合うと思いますよ?」

「いや、嬉しくねーし…」

「陛下のその双黒が全てを引き立てさせる。」

「はぁー」


有利は海よりも深い溜息を付き、此処まで来たらと恥じも捨てる事にした。
が…次また素晴らしい難関が有利を襲ってしまったのだ。


「コンラッド…お前…」

「なんです?」


何時もの爽やかスマイルが今回ばかりはそうは見えない。
「何があっても着てもらいますよ。」という腹黒さが滲み出てきている。
笑顔に隠れきれないその腹黒さに敬意を送りたい。


「だって…猫耳に…しっぽに…何する気だよ。」

「何って此れを使ってユーリにあんなことやこんな―

「ワァー!!コンラッド!!ストップ!!それ以上は!!」

「何を恥ずかしがってるんです?似合うと思いますよ。ほら。」


じりじりと腹黒さ120%の笑顔でにじり寄ってくる。
怖い!!喰われる!!
正に蛇に睨まれた蛙状態である。こうなったコンラートは誰にも止めれない。
その後、血盟城…いや、眞魔国中に聞こえる勢いの有利の悲鳴が轟いた。
可哀想な第二十七代眞魔国魔王は今日も彼の着せ替え人形にされてしまった。





後書き

コンラッドis変態。猫耳とか猫のしっぽとか使って夜の営m(殴

素材:戦場に猫