箱の中から視た世界-5-
どうも。雲雀さんにキスされてしまった猫です。
一体どうしたらいいのか分からなくて僕は混乱しています。
だってキスなんて初めてしたし、触れるのも初めてだったのに・・・
あ、あんな深いキスを!思い出しただけでも凄く恥ずかしいです!
そうです!穴があったら入りたい感じです!!
僕はそう思ってキョロキョロと穴を探してるんですがありません!
うわー!どうしよう!恥ずかしい!恥ずかしすぎる!
きっと今なら恥ずかしさで死んでしまえるよ!!!
「(さっきから何してるんだろ・・・)」
「穴ー!雲雀さん穴です!穴はありませんかっ!」
「(やっぱりおかしい。)何言ってるの?」
「恥ずかしいから穴に隠れるんです!!」
「それ僕に言って僕が君を放すと思うの?」
「・・・・・・あ゛っーーーー!!!」
「(馬鹿・・・)」
そうでした!僕は今雲雀さんと大変密着している状態なのでした!
あまりにも混乱しすぎて忘れていましたよ!!!
えっと距離で表すとぜろって感じなのですよね・・・
って・・・近っ!近すぎますよ雲雀さん!!
しかも心なしかさっきよりも力が強まってますのこと!?
うわーん!!僕恥ずかしすぎて死ぬ!!
「ひばっ・・・雲雀さ!僕死にます!」
「は?」
「恥ずかしくて死にます!!」
「(だからこの小動物は・・・)へーじゃあ死んでみる?」
「ほげーーーーっ!?」
雲雀さんは悪人っぽくにやりと笑って僕を抱き上げました。
多分これはお姫様抱っことか言うのじゃありませんか!?
僕男の子です!立派な立派な男の子ですぅー!!!!
というか男の僕を軽々と持ち上げてますよ?
うわーん・・・同じ男としては物凄く切ないです。
だって僕は絶対雲雀さんのこと持ち上げられません!!!
とかどうでもいいこと考えていたら寝室に・・・
ねぇ皆さん・・・どうして僕は寝室に連れてこられたんですか?
て、皆さんて誰!?僕一体誰に問いかけているの!?
でもうわー!!誰でもいいから僕の問いかけに答えて下さいっ!!!
「何って・・・一つしかないんじゃないのかい?」
「ほぎゃー!雲雀さんは僕の考えてること分かるんですかーっ!?!?」
「(可愛すぎる・・・)」
んきゃー!雲雀さんが物凄く笑ってる!でも僕どうしよう!?
えと・・・キスも初めてな訳だからその先も当然初めてだし・・・
というかそれ以前に僕男の子!雲雀さんも男の子?うん・・・男!!
男の子同士ではそんなこと・・・
「出来るけど試してみる?」
「んぎゃー!雲雀さーん!ごめんなさいっ!死にません!!
死にませんから許してくださいーーーーーおーねーがーいー!!」
「(そんなこと言われても無理。)」
「何で何も言わないんですかー!?ねぇ雲雀さんっ!駄目です!
それはきっと過ちです!思い直してください雲雀さぁぁぁぁああん!!」
僕はこの後どうやって逃れようかと真剣に悩みました。
純粋な猫は飼い主様に食べられてしまいそうです。