あのね あのね ヒバリさん




ボク、ヒバリさんの事大好きですよ?




でも でも あのね・・・




ボク、ヒバリさんに“好き”って言えないの!!




















愛しの言の葉




















ボクは今好きな人の前でパクパクと鯉みたいに口を開いたり閉じたりしてます。
ん?何でかって?そんなの簡単。


ボク、ヒバリさんに“好き”って言葉が言えないんです!!
これは大変な事です!!


だって だって、ヒバリさんはボクにいっぱい“好き”って言ってくれるのに・・・
なのに、ボクは言おうとしたら恥ずかしくって俯いちゃうんです。
そして鯉みたいに口をパクパク・・・


たまにヒバリさんに「何してるの?」って聞かれます。
だからボクその度に「何もありませんっ!!」ってみっともなく焦る。
だって、ヒバリさんに知られちゃったら恥ずかしいじゃないか!!


「あーうーヒバリさん・・・あの・・・えっと・・・」

「(また始まった)どうしたの?」

「あのですね?えっとですね・・・ス・・・ス・・・」

「何?お寿司でも食べたいの?」

「へっ!?いえ、あの・・・何でもないですっ!!!」


あー!また言えなかったよぅ!どうして“好き”って言うだけなのに!!
言うだけなのに心臓こんなにドキドキしてるよ!?どうしてぇ〜!?!?
はっ・・・ヒバリさんは正かこんなにドキドキしながらボクに・・・
その・・・“好き”って言ってくれてるのかな?


あ・・・なんか凄く恥ずかしいけど・・・けど・・・
嬉しい///


う・・・でもションボリ、いつか言えるかな?ヒバリさんに“好き”ですって。





+++++





僕の可愛い子猫みたいな恋人はソファの上で丸くなって眠っている。
つい先ほどまで起きていて、口をパクパクさせながら唸っていた。
最近そういった行動が多くて、可愛いのに一生懸命だから頬が緩むのを必死に堪える。
本人にどうしたのかと聞くと必ずと言っていいほど慌ててしまう。
そうして顔を赤らめて、どこか悔しそうに俯く姿がまた可愛い。


何かを紡ごうとする時の顔なんて本当に可愛らしくて食べてしまいたいぐらい。
だけどにはまだ早いかななんて思ってる。僕にしては珍しい。
ここまで人の事を考えて行動しようだなんて思わなかったのに。
の為ならなんだってしてあげたいと思う。可愛い声で僕の名を呼ぶ君だから。


だからそうして悩んでいないで早くその口から風に乗せて言って欲しい。


“好き”だって。


本当はが何を言いたいかなんて僕には全てお見通しなんだ。
なんたってずっとの事だけを見て、考えてるからね。
それを君が知ったらどういうのかな?いつもみたいに意地悪だって言って拗ねるかな?
拗ねた君もまた可愛いから、僕は別に構わないけど、冷たくされるのは嫌だな。


そんな女々しい事を思いながら、ムニャムニャと寝言を言うの頬にキスを落とす。
するとくすぐったいのか身を捩ってコロンと寝返りをうつ。
可愛い可愛い僕の恋人。


・・・」





+++++





「むぅー・・・ヒバ・・・リさ?」


夢の中で誰かに呼ばれた気がして、ボクは閉じられていた瞼をゆるゆると持ち上げた。
まだ眠いし、起きたばっかりだから、舌っ足らずな感じになっちゃった。
まだちょっとぼやけている視界に入ってきたのはヒバリさんの綺麗な顔。
その顔は何故か不安げで、綺麗な瞳には影が過ぎっている。


ねぇ、どうしたのヒバリさん?

なんでそんな悲しそうな顔してるの??


「ヒバリさん?どうしたんですか?」

・・・(可愛い・・・)」

「ヒバっ?―むふっ・・・んー」


不安色でいっぱいのヒバリさんの顔が近づいてきて、キスをされた。
優しく壊れ物を扱うかの如くボクの頭を抱き寄せる。
少しでも近くなるように。
キスは深くて、深くてボクはどうにかなってしまいそうだ。
キスする時はいつも瞼を閉じてるんだけど、今日はちょっと不安になって、
ボクはソロソロと瞼を持ち上げた。
やっぱりヒバリさんはどこか悲しい顔をしている。


心配で心配でしょうがないけど、ヒバリさんの口付けは深くなるばかりで、
ボクは苦しくって何も考えられなくなってきた。
クチュクチュと響く水音が嫌に響いて、ボクは身体が熱くなるのを感じた。
どうしよう どうしよう! 心臓の音が凄く煩いよ?


「ふはっ・・・ヒバリさ・・・苦しっ・・・」

「・・・ねぇ。」

「ぅ・・・何ですか?」

「大好きだよ。愛してる。」

「へ!?えっと・・・ボクも・・・その・・・」

・・・言って?」

「あの・・・えっと・・・」


あああぁぁぁっ!!どうしよう!!キスするより恥ずかしいよ!!!
でも でも、ヒバリさんは又“好き”って言ってくれたよ!?
愛してるって・・・凄く嬉しい。


あ、ボクが嬉しいって事はヒバリさんも嬉しいのかな?
“好き”って言ったら・・・


言われないと寂しいもん。
そっか、ヒバリさんも寂しいんだ。
そっか・・・


「ヒ・・・ヒバリさん。」

「うん。」

「大好きです。ずっとずっと大好きです。」


あ、ヒバリさん凄く嬉しそう。
凄く 凄く 綺麗に微笑んでる。この笑顔はボクだけが見れるんだよ?
へへ。恥ずかしいけど、こんな笑顔が見れたんだからボク嬉しい。


でもやっぱり恥ずかしくって、多分真っ赤な顔を見られたくなかったから、
ボクはギュってヒバリさんに抱きついた。
そうしたらヒバリさんも抱き返してくれて凄く安心した。
あ・・・ヒバリさんの胸もドキドキいってるよ?
ボクと一緒で恥ずかしいのかなぁ?えへへ。ヒバリさん・・・


ずっとずっと大好きですよ。


これからはボクも頑張って“好き”っていっぱい言いますね。





後書き

多分この後続くなら恭弥さんは変態になってゆく。恭弥攻めは変態だと思う。
恭弥さんはじれったくなって態とあんな態度とっちゃってます確信犯っ!!!
文目様こんなサイトと相互リンクして下さりありがとう御座いますv
返品可能!いらねぇよ!!書き直せ!って遠慮なく言ってくださいまし(笑
えへへ。甘?甘?分からないよー///お粗末様でした。